センター長挨拶

センター長 石塚 尋朗
昨年6月にセンター長に就任いたしました石塚尋朗です。
国民の5人に1人が後期高齢者という超高齢化社会を迎えております今、医療と介護との複合ニーズはますます高まっております。このような中で年を重ねても、住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることを希望する方も増えてきております。そしてそれが病院以外の自宅等で最後の時を迎える方の増加という結果に表れてきております。
重度な要介護状態となっても住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができるよう、また、今後増加すると見込まれる認知症高齢者の地域での生活を支えるため、医療・介護・予防・住まい・生活支援が包括的に確保される体制(地域包括ケアシステム)を構築していくことの重要性が高まり、地域支援事業の中で、地域包括支援センターの運営、認知症総合支援事業、生活支援体制整備事業とともに、在宅医療・介護連携推進事業は包括的支援事業の重要な役割を担っております。
本県においては、昨年4月に相馬郡在宅医療・介護連携支援センターが開設したことをうけ、現在10箇所の在宅医療・介護連携支援センターが開設され、地域での切れ目のない在宅医療と介護提供体制の構築にむけた活動の拠点となっております。 福島県在宅医療・介護連携支援センターでは、県内の各地域に設置された在宅医療・介護連携支援センターの事業の資質向上に向けた情報提供や相談対応、研修会等の開催、及び未設置地域における在宅医療・介護連携支援センター設置のための支援を行い、さらに地域包括ケアシステム推進協議会の運営をとおして住み慣れた場所で最後まで自分らしく生きたいと望む県民の皆さんの希望をかなえるために活動してまいります。今後もご支援を宜しくお願いいたします。
(掲載年月日:令和7年6月27日)